山の一軒宿「秋神温泉旅館」が昭和46年より始めた冬の風物詩です。森の木々に水を吹き付けて作り上げる氷の森は、昼間にはブルーに、夜にはライトアップされ、幻想的な世界を見せてくれます。

白川郷の世界遺産の集落から十数キロ、幹線道路から少し入った静かな旅館です。広々とした11の客室は、和室、和洋室（ベッドあり）、和室スイートルームなど様々なタイプがあり、貸切露天風呂が2つ、また男女別の内風呂と露天風呂があります。個室のダイニングルームで提供される食事は、飛騨地方の典型的な山里料理で、見た目にも美味しい趣向が凝らされています。藤助の湯ふじやにはよく気がつく、親切なスタッフが揃っており、宿泊が思い出深いものとなることでしょう。

ユネスコの世界遺産に登録された白川郷は、伝統ある飛騨地方の生活・建築様式が完全な形で保存されていることで訪日外国人の間でもいまや有名な存在です。大きな集落を探索し、伝統工芸品を買ったり、山の幸を楽しみながら1日を満喫できます。旅館が数軒あるので、1,2泊するのも良いでしょう。 集落のシンボルである切妻造りの茅葺き屋根の家々を一望するには、集落の端にある荻町城跡展望台を訪れることをお勧めします。村の目抜き通りとその横を流れる庄川を見渡すことができる絶景スポットです。

文化財の庫裡（くり）、鐘楼門、本堂、イチイの木によって知られる由緒あるお寺。真宗本覚寺より分派した門信徒により1748年に創建されました。 庫裡（くり）は、現在は明善寺郷土館となっており、かつて集落の人々が農作業や生産に使っていた生活用品や道具を展示しています。ここでは建築の細部までを間近に見ることができ、また虫除けとなり、木材や茅葺き屋根を長持ちさせてきたという囲炉裏の煙の香りを楽しむなど、伝統建築を体感することができます。伝統的な茅葺き屋根で作られた唯一の寺院である明善寺とその鐘楼へもぜひお立ち寄りください。

ある方角から眺めると、茅葺き屋根の建物3棟が左右対称に並んで見える「三つ子の合掌造り」は、白川郷を訪れるなら、少し遠回りをしてでも訪れたい場所です。背後を山々が取り囲む、白川郷屈指の絶景です。 注： 三つ子の合掌造り周辺の水田は民地のため、立ち入らないでください

相倉では、日本独特の伝統的な建築様式である「茅葺き屋根の家」とそこに暮らす人々の暮らしを間近に体験することができます。日本アルプスを背景にした相倉の風景は、まるで100年以上前の世界から抜け出してきたかのようです。現在も数軒の民家が残っているほか、合掌造りの博物館やレストラン、土産物屋があります。伝統的な山村の生活を体験したい人は、宿を予約して泊まることも可能です（要事前予約）。

大牧温泉観光旅館は、庄川を遊覧船で30分下って辿り着く秘境の温泉宿です。庄川沿いの景色も素晴らしい、川のほとりに佇む風情ある旅館です。船で到着すると、旅館のスタッフが温かく出迎えます。施設を簡単に案内してもらった後は、広々としたお部屋で川や山の景色を楽しみながらおくつろぎください。館内には温泉があり、内風呂、露天風呂ともに楽しむことができます。夕食は、カニや飛騨牛、新鮮な山菜など、地元の食材をふんだんに使った豪華な料理が並びます。